磐城中央病院など運営の医療法人が民事再生手続き 負債61億円

©株式会社河北新報社

 磐城中央病院や高齢者介護施設などを運営する医療法人翔洋会(福島県いわき市)が30日、福島地裁いわき支部に民事再生法の適用を申請し、保全命令を受けた。代理人弁護士によると、負債総額は約61億円。

 二つの病院(計98床)と診療所、6施設の診療や事業は続ける方針。代理人は「施設は新しく、従業員の士気も高い。スポンサーを募って事業再生を目指す」と説明した。

 代理人や東京商工リサーチいわき支店によると、翔洋会は1968年、いわき市で磐城中央病院として開業し、80年に法人化。介護サービス分野にも進出した。2016年には施設を集約して磐城中央クリニックと小名浜中央病院を開設。サービス付き高齢者向け住宅を新設した。

 収入は18年3月期に約17億円を計上したが人工透析を含む患者数が想定を下回り、設備投資に伴う借入金負担などが重く、資金繰りの見通しが立たなくなった。