年賀状で詐欺防止へ 仁比山小6年生が思い込め

おじいちゃん おばあちゃん「だまされないで」

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神埼市 特に高齢者が被害に遭うケースが多い「ニセ電話詐欺」を未然に防ごうと、神埼市神埼町の仁比山小(内川博章校長)の6年生43人が29日、自分たちの祖父母に向けた年賀状を作成した。詐欺被害の防止を目指し、児童たちは真剣に言葉を記した。

 最初に、神埼署仁比山駐在所の佐々木誠次警部補らが「オレオレ詐欺」の寸劇を披露。昨年、県内では約1億4千万円の被害があったことに触れ、「とてつもない数字。みんなの力を借りて防止したい」と、年賀状作成の意義を伝えた。

 年賀はがきは「しっかり書いて伝えてほしい」という思いを込めて、仁比山郵便局の宮崎明雄局長が提供した。児童たちは、手にしたはがきに「誕生日などで本人確認をして」「オレオレ詐欺に気をつけて」と書き込んでいった。

 田中稜人君(12)は「詐欺に遭わないでほしいという気持ちを込めて、『電話でお金の話は詐欺だよ』と書いた」と話した。小城市の祖父に送る手塚友章君(12)は「おじいちゃんがだまされないでほしい。教わった電話の内容とかを話したい」と力強く語った。(小部亮介)

言葉を書き込んだはがきを手に笑顔を見せる児童たち=神埼市の仁比山小
祖父母が詐欺に遭わないようにと思いを込めて年賀状を作る児童たち=神埼市の仁比山小