全日本ジムカーナ通算100勝という偉業達成の山野哲也、JAF特別賞に喜び「これからも走り続ける」

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 11月30日、東京都内のホテルで2018年にJAF日本自動車連盟による毎年恒例の『JAFモータースポーツ表彰式』が開催されたが、この場で、全日本ジムカーナ選手権で通算100勝という偉業を達成した山野哲也に、ル・マン24時間優勝の中嶋一貴、WRCタイトルのTOYOTA GAZOO Racingとともに“JAFモータースポーツ特別賞”が授与された。

 山野は1988年に、学生ジムカーナのチャンピオンを獲得。91年にはN1耐久でレースデビューを果たし、レーシングドライバーとしてサーキットレースのキャリアを重ねるかたわら、全日本ジムカーナ選手権にたゆまぬ挑戦を続けてきた。

 ホンダの社員でもあった山野は、キャリア初期こそホンダ車で挑戦をしており、1992年にはCR-Xで初のチャンピオンに輝いた。以降、2018年までに全日本ジムカーナ選手権では通算18回のチャンピオンを獲得。通算の勝利数は、4月の時点で100に到達した。

 そんな山野の偉業を讃え、この日のJAFモータースポーツ表彰式では特別賞が授与された。「こうして、JAF日本自動車連盟から特別賞という名誉ある賞をいただき、心の底から嬉しく思っています」と山野は式後に喜びを語っている。

「こうして100勝するにあたって、26年かかっています。勝とうと思っても勝てるものではないですが、その月日を思い出したときに、この26年間、毎戦毎戦ひとつひとつのコーナーに集中して走り続けたことが100勝という結果に繋がったのではないでしょうか」

 スーパーGTでもGT300クラスで、別の車種で3連覇を果たすなど数々の偉業をもつ山野だが、もちろんその偉業もその人柄があってこそ。この日も「26年という間に、お世話になった皆さんもいらっしゃいますし、スポンサー、チームクルー、主催者、メディア、そしてモータースポーツファンの皆さんと、応援してくださった方々が数多くいます」と周囲への感謝を述べている。

「そして、これまで4メーカー(ホンダ、ロータス、スバル、アバルト)8車種をドライブしてきましたが、一戦一戦、優勝をともにしてきたクルマたちにも感謝しています」

 山野は53歳。すでにスーパーGTからは退いているが、100勝という偉業を成し遂げながらも、ジムカーナではまだまだ挑戦を続けてくれそうだ。最後に山野は、爽やかな笑みでこう語ってくれた。

「これからも、走り続けます」

全日本ジムカーナで前人未到の100勝目を挙げた山野哲也
山野哲也(EXEDY 05D 124)が全日本ジムカーナ第7戦で優勝。最終戦を前に2018年シリーズチャンピオンを確定させた