立民・枝野代表、横浜で演説 経済格差拡大、政策転換訴え

 立憲民主党の枝野幸男代表が1日、横浜市戸塚区などで演説し、安倍政権の「アベノミクス」で格差が拡大したとして経済政策の転換を訴えた。

 枝野氏は、第2次安倍政権発足以降の6年を振り返り、「確かに株価は上がり、大企業の利益は大きく伸びた。問題は、6年もたったのに市民の暮らしの豊かさにつながっていないことだ」と強調。「老後や子育てへの不安を少なくすることは、結果的に消費を拡大させることになる」と述べ、介護職員や保育士の賃金引き上げによる経済波及効果を説明した。その上で、「社会を下から押し上げ格差を是正していくことこそが、社会全体の活力に必要だ」と声を張り上げた。

街頭演説する立憲民主党の枝野代表=1日午後、横浜市戸塚区

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