【レシピ付き】世界が注目! 中東生まれの爽やかなスパイス「ザーター」

世界中で注目度の高まっている中東料理。ひよこ豆のディップ「フムス」にスパイシーな調味料「ハリッサ」、卵料理「シャクシュカ」などは、みなさんもご存知かもしれませんね。

今回は海外のフード雑誌や欧米の中東レストランで見かけることが増えてきた、中東・北アフリカ生まれの爽やかなスパイス「ザーター/ザータル(Za’atar)」をご紹介します。

ザーターとは?

爽やかでエキゾチック、それでいてゴマの風味がどこか懐かしいザーター。白ゴマ、タイム、スマックを混ぜ合わせて塩で味付けしたスパイスミックスです。

スマックというのは赤い色のベリーのことで、お肌の老化を防ぐビタミンCがたっぷり! 抗酸化作用に優れた食材です。この3つの材料をベースに、オレガノやマージョラムなどのハーブ類を加えることも。

中東ではこんな風に食べます

中東ではパンのディップに、肉や魚料理の下味(シーズニング)に、フムスや中東のクリームチーズ「ラブネ」のトッピングにとさまざまです。パンとの相性もバツグンで、朝食時には主食のピタパンをオリーブオイルにディップして、ザーターをつけて食べるそうですよ。

ピタパンにオリーブオイルとザーターを塗って焼き上げたザーターブレッド(manakish)も、中東系ベーカリーには必ず置いてあるアイテムです。シンプルなのに味わい深く、初めて食べたときにはそのおいしさに感激!

ちなみにアラビア語では、ハーブの「タイム」もザーターと言います。お探しの際はお間違えのないように・・・。

5分で作れる! ザーターのレシピ

(C)sweetsholic

欧米ではサラダのトッピングやドレッシングに、目玉焼きやゆで卵のトッピングにと、広く親しまれています。日本国内では手に入りにくいザーターの材料のひとつ「スマック」を、赤ジソのふりかけ「ゆかり」で代用したレシピをご紹介します。ふりかけるだけで、いつものご飯がエキゾチックに変身!

【材料】

白ゴマ・・・大さじ3

タイム・・・大さじ1

ゆかり・・・大さじ1

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【作り方】

タイム、ゆかり、フライパンで炒った白ゴマを細かくなるまで、ミルサーまたはフードプロセッサーにかける。すり鉢で代用してもOKです。

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※本場のレシピはタイムの量がもっと多いのですが、香りも口当たりもかなりキツくなるためゴマの分量を増やしました。お好みによりご調整ください。

オマケ:テストの前に「ザーター」を食べると成績アップ!?

中東のバックグラウンドを持つ、アメリカ人ジャーナリスト&ユーチューバーのBlancheさんによると、中東の学生たちは期末テストの前には決まって「ザーター」を食べるそうです。ザーターに使われている食材が、認識する能力や記憶力を高めてくれるのだとか。

お肌にも記憶力にもよくて、おいしいザーター。日本国内でもじわじわ注目を集めそうな予感です。

レシピ制作:sweetsholic

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