市立室蘭総合病院で公開講座~定期的ながん検診を

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 市立室蘭総合病院の2018年度(平成30年度)第5回市民公開講座「もしもがんと言われたら」が1日、山手町の同院で開かれた。小野寺馨消化器内科科長=日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医=が、がんの診断や治療の基本、同院消化器病センターの取り組みなどを紹介し「定期的な検診で早期発見を」と呼び掛けた。

 2人に1人ががんになる時代。「がんはいろいろな症状を起こし、『この症状が出たら病院へ』が当てはまらない。症状が出たときには相当進行していることが多い。進行していても症状がないこともある」と検診の大切さを訴えた。

 がんは「身近で長く付き合っていく病気」であり、より良い治療のためには十分な話し合い、早期からの緩和ケア、患者を支える「多職種チーム」医療の重要性を強調。今後の考え方として、治療とのバランスを取りながらつらさを早くから和らげる「早期からの緩和ケア」について紹介し、「生活の質の向上や抑うつ症状の改善などにつながる」とした。

 ほか入退院支援室、地域連携室、訪問看護室の担当者もそれぞれの取り組みを紹介。参加した市民ら30人は熱心に耳を傾けていた。(成田真梨子)

【写真=検診によるがんの早期発見の重要性などに理解を深めた市民ら】