1日に2018シーズンの最終節が行われたJ1リーグ。
この日の結果により、2位サンフレッチェ広島と3位鹿島アントラーズの2チームが優勝した川崎に続いてACLの出場権を獲得。J1参入プレーオフには16位のジュビロ磐田がまわることとなった。
13位で最終節を迎えた磐田は、首位・川崎とのアウェイ戦で先制点を奪うと、他会場で16位名古屋グランパスが14位湘南ベルマーレとの試合で2点を先行されたとの報も届き、残留を手中に収めたかに思われた。
名古屋はそこから粘りを見せ、ジョーが2得点を決めて同点に。それでも磐田は残り10分を切った段階で1点差を死守しており、そこから2点を失わなければ残留が確定する状況にあった。
だがここから信じられない“悲劇”が待っていた。83分に同点とされると、後半アディショナルタイム…
なんと残りあと30秒というところでDF大井健太郎がオウンゴール!
1-2とまさかの逆転負けを喫し、一瞬にして16位に転落した彼らはJ1参入プレーオフへとまわることとなってしまったのだ。
そして翌2日、今度はJ1参入プレーオフの準決勝、横浜FC対東京ヴェルディの試合が行われたのだが、こちらも最後に壮絶な結末が待っていた。
試合は0-0のまま進行し、そのまま終わればリーグ戦の順位で上回る横浜FCが決勝行きを決める状況にあった。
しかし後半アディショナルタイムの6分だった!
コーナーの際にゴール前へ上がっていたGK上福元直人がヘディングを放つと、一度は相手GKに防がれたもののこぼれ球をドウグラス・ヴィエイラが詰め、土壇場でヴェルディが決勝への切符を獲得したのだ。
なんという結末…。
その結果、J1参入プレーオフの決勝は、「後半AT4分に失点したジュビロ磐田」と「後半AT6分に得点した東京ヴェルディ」という、かつて日本サッカー界を牽引した名門同士ながら対照的な両者による対戦となったのである。
試合は来週8日(土)、ヤマハスタジアム(磐田)で14時キックオフとなる。2019シーズンをJ1の舞台で戦うのはどちらになるだろうか。