複数の「サプライズ・チーム」がコービン獲得レースに参戦か

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今季ブレイクを果たし、規定投球回以上の投手のなかではメジャー4位タイとなるWAR6.3(FanGraphs版)、同5位の246奪三振をマークしたパトリック・コービン。今オフのフリーエージェント市場における最高の先発投手と評価されており、多くの球団が獲得に興味を示している。フィリーズ、ナショナルズ、そして本命と目されるヤンキースとの交渉を行ったことがすでに報じられているが、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、複数の「サプライズ・チーム」がコービン獲得を目指しているようだ。

大物選手の争奪戦について、有力候補と目されるチーム以外に「サプライズ・チーム」が存在するのは恒例のことだが、コービンの獲得レースも例外ではないようだ。ヘイマンは有力候補と目されるヤンキースとフィリーズ、そして交渉を行ったことが報じられているナショナルズ以外にコービン獲得を狙うチームが存在することを指摘。コービンがフィットする可能性のあるチームとしてエンゼルスとブレーブスの名前を挙げている。

今季5年ぶりに地区優勝を果たしたブレーブスはジョシュ・ドナルドソンを獲得するなど、地区連覇に向けて積極的な補強を進めている。エース級の先発投手の獲得はチームの補強ポイントの1つであり、その点ではコービンはフィットする存在だ。ただし、アレックス・アンソポロスGMは長期にわたる大型契約よりも1~2年の短期契約で戦力補強を行いたい意向を示しており、コービンの要求とマッチしない可能性は高い。ブレーブスがコービン獲得に成功すれば、ある意味「サプライズ」と言えるだろう。

一方、エンゼルスは先発投手に故障が相次ぐシーズンが続いており、健康な先発投手を補強する必要に迫られている。コービンは2014年にトミー・ジョン手術を受けて全休したものの、ここ2年はいずれも189回2/3以上を投げ、今季は自身2度目の200イニングを達成。健康面での不安は少ない。また、コービンは2009年にエンゼルスから2巡目(全体80位)指名を受けてプロ入りし、2010年7月にダン・ヘイレンの交換要員の1人としてダイヤモンドバックスへ移籍している。8年半ぶりのエンゼルス復帰が実現すれば、こちらも「サプライズ」と言えるだろう。