クボタ、圧延用ロールデータ改ざん調査結果を発表

 クボタは、圧延用ロールの検査成績書のデータ改ざんに関する調査結果と再発防止策をまとめた。

 不適切行為は1977年から行われていたとし、再発防止のため品質保証部門を独立させ、全社的に法令順守を徹底する。また木股昌俊社長をはじめ関連役員5人が役員報酬の20~30%を2カ月間返上することを決めた。

 今回の調査で、新たに圧延用ロールの外殻厚さと寸法でも、実際の測定結果と異なる数値を検査成績書に記載していたことを確認。圧延用ロールと同じ部門で生産する圧縮機用シリンダーライナーでも、硬度と引張強度で同様の不適切行為が確認された。

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