「攻め続けるぞ」 トッテナム粉砕したエメリ、ハーフタイムに送った言葉とは

トッテナムを粉砕したアーセナル photo/Getty Images

2日にトッテナムと対戦したアーセナルは、指揮官ウナイ・エメリの采配が見事にヒットした。前半のうちに1-2とスコアをひっくり返された時は嫌な空気が漂ったのだが、後半開始からエメリは思い切って2枚代えをおこなった。アーロン・ラムジー、アレクサンドル・ラカゼットと交代で入った2人も期待に応えて得点、アシストを記録し、4-2とゲームをもう1度ひっくり返したのだ。

今季のエメリは交代策を次々とヒットさせており、選手たちもエメリへの信頼感を深めていることだろう。米『ESPN』によると、後半にダメ押し点を決めたMFルーカス・トレイラはハーフタイムにエメリから攻め続けろとの指示を与えられたことを明かしている。

「落ち着け、プレイを続けろ。まだ45分残っているぞと言われたよ。そして後半はもっとスペースを見つけられるから、攻め続けるぞとね。実際にスペースを見つけたし、重要な局面でゴールを決めた。後半から選手を代えて、彼らが非常に上手くやったよね」

スペースを見つけるというのも、単にトッテナムの疲労を願ってのことではない。ラカゼットとオバメヤンをワイドに開かせることで、トッテナムのセンターバックを引っ張って穴を作り出したのだ。エメリの考えが見事にヒットしたことになる。

今季のアーセナルが後半に強いのは単なる偶然ではなく、エメリの指示があるからだ。サポーターも選手もすでにエメリの采配にメロメロになってきているのではないだろうか。

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