大道芸人存続の危機!? ロンドン中心部で自由にパフォーマンスできなくなるかも

宙に浮くヨーダ、音響設備を使った演奏など、ロンドンのウエスト・エンドで観光客を楽しませる大道芸人、通称バスカーたちは、近い将来、カウンシルからのライセンス取得が義務付けられてしまうかもしれない。「イブニング・スタンダード」紙が伝えた。

多くのバスカーたちがパフォーマンスをするオックスフォード・ストリート、トラファルガー広場、そしてレスター・スクエアは、ウェストミンスター・カウンシルの管理下にあるが、近年の著しいバスカーの増加も手伝い、当局は騒音や治安に関するクレームを年間2000件ほど受けている。

しかし現行ルールでは、バスカーたちに直接的なアクションを起こせないため、今月から始まるであろう審議会で承認が得られたら、1年間試験的にライセンス取得義務付けを導入するそうだ。

バスカーたちはこの事態を受けて、「表現の自由が無くなる」「ライセンス取得以外で何か解決策を探して欲しい」と、悲嘆に暮れている。

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