松浦市野球場の愛称 「青のまち松浦スタジアム」に

 長崎県松浦市今福町の市野球場の愛称が「青のまち松浦スタジアム」に決まった。本格的な供用開始へ環境が整い、1日、同球場で愛称を記したパネル(縦1メートル、横3メートル)が披露された。式典後には、プロ野球阪神の平田勝男2軍監督による野球教室が開かれ、子どもたちがプロの指導を受けた。
 同球場は公式規格の野球場を求める声を受け、市が2016年12月に着工。18年5月完成した。事業費は約5億4700万円。敷地は約2万7400平方メートルで、うちグラウンドは約1万3450平方メートル。
 市は、球場への親しみを深めてもらおうと8月、愛称を募集。市教委内の選考委員会が34点の中から最優秀賞1点、優秀賞3点を選んだ。最優秀賞は同市志佐町の主婦、澤田直子さん(52)の「青のまち球場」。愛称は、市が優秀作を参考に決定した。
 球場での式典で、友田吉泰市長が受賞者に表彰状を授与。パネルを除幕し、愛称決定を祝った。澤田さんは取材に「海の近くで『青』が印象的だったので『青のまち』を用いた。利用する人に松浦の良さを知ってもらえば」と話した。
 式典後は、同市今福町出身の平田監督が子どもたち約110人を指導。ランニングやキャッチボールなど基礎練習の大切さを伝え、実演を交えてこつを指導した。

「青のまち松浦スタジアム」と記したパネルを前に、愛称の決定を祝う関係者=松浦市野球場

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