エゾシカ捕獲、わなで急増 江別市の鳥獣対策 11月末で49頭

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今年10月、市内西野幌で設置されたくくりわなにかかったオスのエゾシカ(市提供)

 【江別】市の鳥獣被害防止対策事業の中で、農業被害が最も大きいエゾシカの捕獲数が、ここ数年で大きく伸びている。2016年度までゼロだった市の捕獲実績が17年度で19頭、18年度は11月末までで49頭に跳ね上がった。市は「くくりわな捕獲に注力したことが奏功した」と話している。

 2017年度の市の農畜産物鳥獣被害は面積27・6ヘクタール、被害額676万円。16年度の同81・9ヘクタール、同1281万円から面積で3分の1、被害額はほぼ半減した。18年度も減少を見込む。

 被害の減少はエゾシカ対策が進んだことが大きい。江別も道内の例に漏れず、エゾシカによる被害が、アライグマ、キツネ、カラスなど他の害獣と比べ、群を抜いて大きい。16年度ではエゾシカ被害の金額が851万円に達し、被害全体の66%を占める。

 野幌森林公園というエゾシカ生息地があり、市内の農家は長年、被害に苦しんできた。平地が多いため銃の使用禁止区域も多く、農家などの関係者は「銃砲が使いづらく捕獲は難しいと半ば諦めていた」という。