ハム上沢、2400万円から倍増以上の大幅増で更改 開幕投手「勝ち取りたい」

契約更改に臨んだ日本ハム・上沢直之【写真:石川加奈子】

チーム最多の11勝も、来季は「背番号(15)勝てたら、チームも優勝できる」

 日本ハムの上沢直之投手が4日、札幌の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2400万円から倍増以上の大幅アップでサインした(金額は推定)。

 7年目の今季はローテーションの柱として25試合に登板。チームの日本人投手でただ一人規定投球回に達し、チーム最多の11勝を挙げ、防御率3.16の成績を残した。10月には侍ジャパンとして日米野球に出場した。

 16年3月の右肘手術を乗り越えての大躍進。「7年かかってやっと2桁勝利できて良かったという気持ちはありますが、続けて結果を残す難しさを知っているので来年が大事。(今年)よくやったということより、来年より良い結果を残すためのトレーニングをしなければという気持ちです」と表情を引き締めた。

 7月までに10勝したが、後半失速したことが反省点。8月末からお尻周りに力が入らなくなった経験を踏まえ、1年通じてコンディションを維持できるようにトレーニングしていく。

 来季の目標を「背番号(15)勝てたら、チームも優勝できるのかな」と15勝に設定。開幕投手についても「金子(千尋)さんが来るかもしれないですし、いいピッチャーがたくさんいるけれど、競争で勝ち取りたい」と意欲を示した。(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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