ドジャースのロバーツ監督が2022年まで4年間の契約延長

ドジャースの監督に就任してからの3年間、デーブ・ロバーツ監督はチームを3年連続の地区優勝、2年連続のワールドシリーズ進出へと導いた。当初、ロバーツの契約は2016~2018年の3年間+オプション1年となっていたが、日本時間12月4日、ドジャースはロバーツと新たに4年契約を結んだことを発表。毎年確実に結果を残し続けている46歳の指揮官は、2022年までドジャースの指揮を執ることになった。

ロバーツは就任1年目の2016年に91勝71敗でナ・リーグ西部地区を制し、最優秀監督賞を受賞。翌2017年は104勝58敗の好成績をマークしてリーグ優勝を果たし、最優秀監督賞の投票では2位にランクインした。そして今季はロッキーズ、ダイヤモンドバックスとの三つ巴の混戦を制して92勝71敗で3年連続となる地区優勝を果たし、2年連続でワールドシリーズへ進出。最優秀監督賞の投票では6位だった。

ロバーツは「3年前にドジャースの監督として雇われたとき、私はドジャースを率いることは人生においてまたとない機会だと感じていた。今日も全く同じ気持ちだよ」と喜びのコメント。「我々はチームや(チームの)文化を発展させるために熱心に仕事をし、毎年ワールドシリーズに勝つために努力してきた。でも、まだその目標を達成することはできていない。それが毎日私の情熱を駆り立ててくれるんだ」と語り、ドジャースとしては1988年以来となるワールドシリーズ制覇に強い意欲を見せた。

今季終了後、ドジャースはただちにロバーツの来季契約オプションを行使し、来季もロバーツがチームの指揮を執ることは決定していたが、契約延長交渉がなかなかまとまらないままだった。ようやく契約成立に漕ぎ着け、「地区優勝確率100%」のロバーツは来季から4年間、ドジャースの指揮を執ることになった。

アンドリュー・フリードマン野球部門社長は「ロバーツを引き続く我々のリーダーにしておくことは、我々の今オフの最優先課題だった」と語り、ロバーツとの契約延長が実現したことに満足げ。なお、ドジャースの監督を5年以上務めた人物は、1976~1996年に監督を務めたトミー・ラソーダが最後である。ロバーツは球団史に残る「名将」への道を着実に歩んでいる。

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