トルコ宮廷歴史ドラマ『オスマン帝国外伝』、イスタンブールで巡るシーズン2の関連スポット

オスマン帝国を最盛期に導いた第10代皇帝スレイマンのハレムを舞台に描かれたドラマ『オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~』のシーズン2が日本でも放送され話題となっています。舞台のトプカプ宮殿があるトルコ最大の都市、イスタンブールにおける関連スポットをご紹介します。

旧宮殿跡

シーズン2になるとヒュッレムをはじめとするハレムの女たちの熱き戦いがさらに激化し、よからぬことをするとエスキ・サライ(旧宮殿)に左遷されてしまう場面があります。

この旧宮殿は、舞台となっているトプカプ宮殿からは少し離れていて、かつてはグランドバザールの近くにありました。いまはその面影はありませんが、イスタンブール大学の前のベヤズット広場あたりがその位置にあたります。

ベヤズット広場

住所 Beyazıt Mh., Ordu Cad., 34134 Fatih/İstanbul

チニリ・キョシュク

ヒュッレムやハティジェが占星術師ヤクップを内密に呼び出すときは、周囲の人に知られないように宮殿から少し離れたチニリ・キョシュクが使われています。メフメト2世が1472年に建てたこの館は、かつてはポロ競技の見物のための建物でした。現在は装飾タイル博物館として公開されており、イズニック・タイルやトルコ各地の陶磁器が展示されています。

装飾タイル博物館(チニリ・キョシュク)

住所 Alemdar Cad. Osman Hamdi Bey Yokuşu Sok. 34122, Gülhane, Fatih, İstanbul

ガラタ界隈

大宰相イブラヒムやマトラークチュ、軍司令官マルコチョールたちが夜な夜な集って会合しているのは、旧市街から金角湾を渡った先にあるガラタ塔の近くの酒場という設定です。ガラタ地区は観光客が多く訪れる場所ということもあり、ガラタ塔の麓にはレストランやカフェ、土産物屋が軒を連ねています。

ガラタ塔

住所 Bereketzade Mahallesi, Galata Kulesi Sk., 34421 Beyoğlu/İstanbul

聖アントニオ教会

帝国からの脱出を試みるカスティーリャ王女イサベラが、イブラヒムやマルコチョールに連れて来させた教会が、新市街のイスティクラル通りにある聖アントニオ教会です。1912年にいまの教会が完成しているので、ドラマの舞台となっている16世紀には存在していないことになりますが、赤レンガが美しいネオゴシック様式のこの教会はイスタンブールにおける最大のローマカトリック教会として人々の祈りの場となっています。

聖アントニオ教会

住所 Tomtom Mahallesi, İstiklal Cd. No:171, 34433 Beyoğlu/İstanbul

おわりに

話が展開するごとにバトルが激化して目が離せない『オスマン帝国外伝』。登場人物や当時の時代背景に思いを馳せながら、イスタンブールでゆかりの地を巡ってみてはいかがでしょうか。

シーズン1の関連スポットは「話題の宮廷歴史ドラマ『オスマン帝国外伝』の舞台、イスタンブールで巡りたい関連スポット5選」でご紹介していますよ。

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