巨人澤村は2850万円減、DeNA宮崎は倍増1.6億円…4日の主な契約更改

契約更改に臨んだ日本ハム・上沢直之【写真:石川加奈子】

西武源田はほぼ倍増8000万円、日ハム近藤は初の大台1億円

 プロ野球では4日、複数球団で契約更改交渉が行われた。巨人は澤村拓一投手が1億5000万円から2850万円ダウンの年俸1億2150万円でサイン。今季は49試合登板し、1勝6敗、防御率4.69だった。2016年セーブ王で来季の守護神奪回を目指す。宮國椋丞投手は2400万円→2640万円、中川皓太投手は1560万円→1900万円で契約更改。1度目の交渉で球団7年ぶりに保留した田原誠次投手は前回交渉と同じ現状維持の3600万円で更改した。

 DeNAは宮崎敏郎内野手が倍増の年俸1億6000万円でサイン。2年連続で打率3割以上をクリアする打率.318、28本塁打、71打点で三塁手のゴールデングラブ賞を初受賞した。左肩の故障もあり4勝に留まった浜口遥大投手は300万円増の年俸5050万円で更改。三嶋一輝投手は60試合登板し、2700万円アップの年俸4800万円でサインした。

 阪神は今季取得した国内フリーエージェント権を行使せずに残留した上本博紀内野手が昨年4300万円とみられていた今季年俸は6000万円だった模様で、この日は現状維持の年俸6000万円でサイン。左膝の故障からの復帰を目指す。2年目の大山悠輔内野手は2500万円から500万円増の年俸3000万円、北條史也内野手は2000万円から600万円増の年俸2600万円、伊藤隼太外野手は1800万円から400万円増の年俸2200万円でそれぞれ更改した。

 西武は源田壮亮内野手がほぼ倍増となる4100万円から3900万円増の年俸8000万円でサイン。今季は不動の遊撃手として両リーグで初めて新人から2年連続全試合フルイニング出場を達成した。海外フリーエージェント権を行使して残留した中村剛也内野手は現状維持の2億8000万円で更改。外崎修汰内野手は2700万円から4300万円増の年俸7000万円で、2年目で5勝を挙げた今井達也投手は1300万円から500万円増の年俸1800万円でそれぞれサインした。

 ソフトバンクは市川友也捕手は現状維持の年俸2300万円、西田哲朗内野手は600万円増の年俸1800万円、塚田正義外野手は50万円増の年俸1200万円、栗原陵矢捕手は20万円増の年俸700万円でそれぞれ更改した。

 日本ハムは7人が契約更改。上沢直之投手は2400万円から4600万円増の年俸7000万円でサインした。今季は11勝6敗、防御率3.16と飛躍のシーズンとなった。近藤健介捕手は5600万円から4400万円アップの年俸1億円で更改。リーグ3位の打率.326を記録し、指名打者部門のベストナインを初受賞。自身初の大台到達となった。

 杉谷拳士内野手は2100万から500万円増の年俸2600万円、村田透投手は3500万円から1500万円増の年俸5000万円、中島卓也内野手は8600万円から1400万増の年俸1億円、杉浦稔大投手は1460万円から140万円増の年俸1600万円でサインした。白村明弘投手は2100万円から250万円減の年俸1850万円とダウン更改となった。

 楽天は釜田佳直投手、美馬学投手、岡島豪郎外野手、茂木栄五郎内野手の4選手、ヤクルトは山田大樹投手、藤井亮太内野手、谷内亮太内野手、上田剛史外野手、三輪正義内野手の5選手と契約を更改した。(Full-Count編集部)

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