YKKAPとリビタ、横浜市の実証住宅竣工

 YKKAPと住宅リノベーションを手掛けるリビタ(本社・東京都目黒区、社長・川島純一氏)は4日、横浜市青葉区にリノベーション実証住宅を竣工させたと発表した。築37年の中古戸建て住宅を約3800万円で改修。YKKAPの製品やシミュレーション技術で断熱性や耐震性を高めた。来年2月までコンセプトハウスとして事業者に公開する。

 実証住宅「広がる屋根」は断熱性と耐震性は一般的な新築住宅を上回る水準。YKKAPの高断熱樹脂窓APWや開口部耐震製品のフレームⅡを採用したほか日射や風の流れをシミュレーションし、自然を生かしながら空調エネルギーを削減する工夫も盛り込んだ。住宅の断熱性は3倍にアップ。さらに震度6の地震に複数回見舞われても倒壊しない耐震性で快適・安全性を担保している。また屋根を大きくし芝生を敷き詰めて暮らしの開放感も高めた。同社では今後札幌や神戸、福岡でもリノベーションで住宅性能を向上させるプロジェクトを進める。

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