新熊本市民病院、19年10月開院 31診療科に再編

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来年10月の診療再開を目指して建設が進む熊本市民病院=4日、熊本市東区(堀江利雅)

 熊本市は4日、東区東町で移転再建工事中の新市民病院を、来年10月1日開院、同7日診療開始とすると発表した。現在よりも3診療科少ない31診療科体制でスタートする。

 新病院は7階建て1棟で延べ床面積は約3万6千平方メートル。鉄骨造りで、検査データが改ざんされたKYB子会社の免震装置が使われていたが、市は「開院時期への影響はない」としている。完成は来年6月の予定。

 移転再建に伴い診療体制を見直し、34診療科・556床から31診療科・388床に縮小する。リハビリテーション科、心臓血管外科は「医師が確保できない」として廃止。内科、外科、リウマチ科は各科に内包した。

 患者家族からの要望が強かった小児循環器内科は「地震前と同様、医師3人を確保できるめどがたった」として継続するとした。

 一方、救急体制強化のため、救急科と集中治療科を新設する。市は当初、新病院は28診療科とする予定だったが、「医師が確保できたことに加え、市民に分かりやすいように科を再編した結果」と説明している。

 熊本地震の教訓を踏まえ、ヘリポートや発電機などを設けて災害への備えを充実させる。大西一史市長は「新病院は地震からの復興を象徴するプロジェクト。女性と子どもに優しい病院づくりを進める」と話した。(高橋俊啓)

(2018年12月5日付 熊本日日新聞朝刊掲載)