左腕・コービンがナショナルズと6年1億4000万ドルで契約合意

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日本時間12月5日、複数の関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ナショナルズが今オフのフリーエージェント市場における最高の先発投手と目されるパトリック・コービンと総額1億4000万ドルの6年契約で合意に至ったようだ。地元紙のワシントン・ポストによると、コービンの契約は身体検査を経て正式に発表される見込みであり、契約総額の一部は契約期間終了後に先延ばしで支払われる形となっているという。

コービンは先週、獲得レースの有力候補と目されていたフィリーズとヤンキースを訪れる間にワシントンD.C.を訪問し、ナショナルズのマイク・リゾーGM、マーク・ラーナー・オーナーとディナーを共にしていた。現地の報道によると、フィリーズとヤンキースは6年契約を提示することを躊躇し、両軍から提示されたオファーは5年契約だったという。6年契約を提示したナショナルズの誠意がコービンのハートを射止め、今回の契約合意に繋がった格好だ。

今季のコービンはダイヤモンドバックスの先発ローテーションの中心的存在として自己最高のシーズンを過ごし、200イニングを投げて防御率3.15、246奪三振、48四球と安定感抜群のパフォーマンス。自身2度目となるオールスター・ゲーム選出を果たし、サイ・ヤング賞の投票では5位にランクインした。トミー・ジョン手術により2014年シーズンを全休したものの、その後は右肩上がりで成績を向上させており、今やリーグを代表する左腕の1人に成長。新天地ではマックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグとともにメジャー屈指の先発三本柱を形成し、チームの戦力アップに大きく寄与することになりそうだ。

なお、今季のナショナルズはぜいたく税の支払い対象となる年俸総額の上限額を超過しているため、クオリファイング・オファー物件のコービンを獲得したことにより、来年のドラフトで2番目と5番目に高い順位の指名権を喪失。さらにインターナショナル・ボーナスポールも100万ドル減額される。また、コービンの契約総額が5000万ドルを上回ったため、ダイヤモンドバックスには来年のドラフトで1巡目終了後に補償指名権が与えられる。