ウイリアムズF1、リザーブドライバーにF2優勝経験を持つニコラス・ラティフィを起用

 ウイリアムズF1チームは、2019年のリザーブドライバーとして、カナダ出身で23歳のニコラス・ラティフィを起用すると発表した。

 FIA F2で複数回の優勝経験を持つラティフィは、2018年シーズンはフォース・インディアから金曜日のフリー走行に出走し、F1での貴重な経験を稼いでいた。

 今後、ラティフィはウイリアムズのリザーブドライバーとして、フリー走行1回目を6回、インシーズンテストを2回、バルセロナでのプレシーズンテストを1回、そしてピレリのタイヤテストを2回担当する予定だ。

 また彼はイギリスのグローブにあるウイリアムズのファクトリーでシミュレーター作業を行い、レースウィーク中はチームに帯同する。

「2019年のリザーブドライバーとして、ウイリアムズのような象徴的なチームに加入することに興奮している」とラテイフィは語った。

「F1での経験を継続し、ルーキーとしてより多くのFP1セッションとピレリのタイヤテストを行い、コース上での経験を積むのに素晴らしいチャンスだ」

「それと同時に僕の役割で重要なことは、シミュレーター作業と、新マシンの開発を手助けすることだ。グローブのファクトリーで時間を過ごすのが楽しみだよ。チームに馴染んで、僕にできることはなんでも手伝うつもりだ」

「これまで与えられたなかでも最高のチャンスだ。これから仕事を始めることに興奮しているよ」

 ウイリアムズのチーム副代表を務めるクレア・ウイリアムズは次のように述べている。

「ニコラス・ラティフィが2019年のリザーブドライバーとなることを発表できて嬉しく思います。ニコラスはジュニアフォーミュラで成功を収めており、私たちが求めるレースキャリアを持っています。それに彼は非常に知的で勤勉です」

「ニコラスは2019年、FP1と数回のテストを担当するでしょう。それとともに、彼はチームのためにシミュレーター作業も行う予定です。彼がチームにぴったりな人材であることを確信していますし、来シーズンにニコラスと仕事をすることを楽しみにしています」

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