オリックス東明、3年ぶり勝利も250万円ダウン 「試合数も少ないので仕方ない」

契約更改に臨んだオリックス・東明大貴【写真:橋本健吾】

今季896日ぶりの白星を挙げた東明

 オリックスの東明大貴投手が5日、球団事務所で契約更改を行い250万円減の2300万円でサインした(金額は推定)。今季は9月12日の西武戦で2016年3月30日対日本ハム戦以来、896日ぶりの白星を挙げるなど7試合に登板。来季完全復活に期待がかかる右腕は「自分のことで必死なので。周りを見ている余裕はない」と語った。

 東明は2015年に10勝をマークしたが16、17年と2年連続で右肘手術を経験。試行錯誤を続け今シーズンは7試合に登板し1勝4敗、防御率2.27を記録し復活の兆しを見せた。約3年ぶりの白星を上げ昨年以上の登板数をマークしたが「投げている試合数も少ないので仕方ないです」とダウン提示を受け入れた。

 チームの先発陣では金子が退団、FA宣言中の西も流動的でチャンスは広がってくるが「まずは1年間、1軍で投げることを目標に真っすぐの質を高めていきたい」と完全復活を誓った。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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