コービン獲得後もハーパーとの再契約を目指すナショナルズ

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オフシーズンが始まった当初、ナショナルズはブライス・ハーパーの去就が確定するまで自軍の補強を待つつもりはないことを明言していたが、実際に日本時間12月5日にパトリック・コービンとの6年契約を実現させた。先発投手の補強はナショナルズの最優先課題であったため、コービン獲得レースを制したことはナショナルズにとって大きな成果だが、この6年1億4000万ドルの大型契約はハーパーとの再契約の可能性には影響を与えないようだ。ハーパーとの再契約については、チームの補強ポイントとは独立したものとして考えているという。

ナショナルズにはハーパーの代理人を務めるスコット・ボラスの顧客であるマックス・シャーザーとスティーブン・ストラスバーグ(いずれも7年契約)がおり、マイク・リゾーGMとボラスの関係が深いことは広く知られている。コービンの加入により、すでに来季の推定年俸総額は1億9000万ドル前後に達しており、ハーパーと再契約すれば2億ドルを突破するのは確実。それでもナショナルズがハーパーの引き留めに動くというのが一般的な見方となっている。

しかし、ナショナルズはすでに2年連続でぜいたく税の支払い対象となる上限額を超過しており、ハーパーとの再契約が実現すれば3年連続の上限オーバーは不可避。ぜいたく税の税率は1年目が20%、2年目が30%なのに対して、3年目は50%に跳ね上がるため、来季は上限額を超えないようにして税率を一旦リセットすべきだと考える関係者もいるようだ。

ナショナルズはレギュラーシーズン終了時に10年3億ドルのオファーを拒否されていることがすでに報じられており、ヤフー・スポーツによると、先月のうちにホワイトソックス、ドジャース、フィリーズがハーパーとの面会を済ませているという。多額のぜいたく税を支払ってでもチーム最大のスター選手を引き留めるのか、それともハーパーなしのチーム作りを進めていくのか、ナショナルズの今後の動きは大きな注目を集めそうだ。