コービン獲得に失敗した2球団がターゲット変更 狙いはハップか

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フリーエージェント市場における最高の先発投手と目されていた左腕、パトリック・コービンの獲得レースには6年契約でコービンを獲得したナショナルズのほか、ヤンキースとフィリーズが本格参戦していることが報じられていた。両軍とも先発投手は補強ポイントの1つであり、その解決策としてコービンの獲得を目指していたのだ。そしてコービン獲得に失敗した今、両軍は次なるターゲットへと目を向けているようだ。

ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは自軍に所属経験のあるJ.A.ハップ、ネイサン・イバルディ、ランス・リンの3投手とコンタクトを取ったことを認めている。「補強のプロセスにおいて失敗はしたくないから」とコービン獲得後も補強を急ぐつもりはないようだが、今季17勝をマークしたハップにはフィリーズも興味を示しており、再び争奪戦が繰り広げられることが予想される。また、イバルディについてはレッドソックスも再契約に前向きであり、こちらも契約成立までの道のりは決して平坦ではない。場合によってはフリーエージェント市場ではなくトレード市場に目を向け、コリー・クルーバー、カルロス・カラスコ、トレバー・バウアーのインディアンス3投手のいずれかを狙う可能性もありそうだ。

一方、フィリーズもハップを次なるターゲットに据えているという。フィリーズとヤンキースはともにコービンに対して5年契約を提示していたようだが、ハップの希望は3年契約。ただし、ハップの年齢(36歳)を考えると、3年契約とはいえリスクが伴うのは間違いない。ただし、ブライス・ハーパーやマニー・マチャドといった大物フリーエージェント選手の獲得を狙うフィリーズにとっては、1億ドルを大きく上回る規模の契約が必要だったコービンよりもハップのほうがチームの財政事情に合っていると言える。なお、ハップは2004年にフィリーズから3巡目指名を受けてプロ入りし、2007年から2010年途中まで3シーズン半にわたってフィリーズでプレイしており、フィリーズが獲得に成功すれば実に8年半ぶりの古巣復帰となる。