今治市民らが詐欺容疑で告発状

加計学園「事実に反する」

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 学校法人加計学園(岡山市)が、愛媛県今治市に新設した岡山理科大獣医学部で図書費を水増しし、今治市から補助金を詐取したとして、市民団体のメンバーら8人が5日、学園に対する詐欺容疑の告発状を松山地検に提出した。地検は受理するか検討する。学園は「告発内容は事実に反しており、強く抗議する」とのコメントを出した。

 告発状などによると、学園は獣医学部の設置経費を192億円と見積もり、うち93億円を愛媛県とともに市が補助金として複数年度に分割して交付することになった。

 学園は補助金請求の際、図書費を9928万円と計上。メンバーらが今年9月、同学部の図書館にあった書籍を写真に収めて数えると8715冊で、このうちランダムに選んだ2057冊の価格をインターネットなどで調査。平均単価は4387円だった。

 この平均単価をもとに、市民団体側は9月時点での図書費を3823万円と推計。「水増しがあった」と主張している。

 学園は「購入した図書は9914点が納品され、合計金額は9928万円だった。大手業者と契約を交わして納品された」としている。