JA元職員2922万円着服 8年間400回、生活費に

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 JAかながわ西湘の下曽我営農経済センター(神奈川県小田原市曽我別所)の30代の男性職員が、生産者部会の資金約2922万円を着服し、8月に懲戒解雇されていたことが5日までに分かった。着服は8年間で約400回に及び、生活費などに充てていたという。

 同JAによると、元職員は同センターの四つの生産者部会で、農家の活動費や売上金などの預金口座の管理を担当。資材の購入費用を水増しして預金口座から現金を引き出すなどして、着服を繰り返した。

 内部調査の結果、着服は2010年4月から元職員が他部署に異動した18年4月まで約400回に上ることが判明。元職員はいずれも認めているという。

 元職員の後任が6月下旬、頻繁に現金が引き出されるなど通帳の不審な記載に気付き発覚。同JAが本人に確認したところ、不正を認め、「生活費と遊興費に使った」などと話したという。

 元職員は異動前に約257万円を弁済。同JAは残りの着服金についても弁済を求めており、刑事告訴も検討している。天野信一常務理事は「農家の信頼を裏切った。二度と起きないよう、再発防止に取り組んでいく」と話している。