ダメダメ詐欺です ニセ電話♪ 替え歌で被害防止 茨城県警本部 高齢者に歌唱体験

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県警本部庁舎の見学でニセ電話詐欺防止の替え歌を歌う高齢者=水戸市笠原町

■ユーチューブ投稿も

ニセ電話詐欺の被害防止へ、童謡「うさぎとかめ」を替え歌にした「もしもし詐欺よ」を広くPRしようと、茨城県警県民安心センターは5日、水戸市笠原町の県警本部庁舎を見学する高齢者対象に歌唱体験を始めた。多くの人に口ずさんでもらい、注意を喚起したい考え。

替え歌は大子署浅川駐在所勤務の広島靖則警部補が9月ごろ考案。地元で好評なことから活用が決まった。先月からは動画投稿サイト「ユーチューブ」へのアップも行い、認知度の向上を目指している。

1〜6番まであり、5番は「はがきやメールが届いたよ 料金未納で裁判だ 電話は絶対しないでね ダメダメ詐欺です ニセ電話」。歌詞で多様な詐欺の手口を紹介し注意を促している。

歌唱体験は、本部庁舎見学に高齢者が年間千人近く訪れることから、歌唱を見学コースに組み込んだ。ウサギやカメをかわいらしく描いた「アニメ版」の歌詞付き動画を流し、合わせて歌ってもらう。

初日の同日、鹿嶋市内から訪れた一行26人が早速、声高らかに体験した。同市爪木、無職、斎藤幸子さん(75)は「頭に残る分かりやすい歌詞で素晴らしい。改めて気を付けようと思った」と話した。

替え歌の動画は各地の高齢者事業などでの活用を視野に、ユーチューブの県警公式チャンネルで視聴できる。アニメ版以外にも、大子町の袋田の滝の「たき丸」と県警の「ひばりくん」の2キャラクターが登場する「袋田の滝版」がある。

高齢者のニセ電話詐欺被害は後を絶たず、同センターは「替え歌を楽しみつつ、被害予防に役立ててほしい」と呼び掛けている。(今井俊太郎)