労働安全衛生法違反の疑い 造船修理会社など書類送検

 横須賀労働基準監督署は5日、労働安全衛生法違反の疑いで、造船修理業「京浜ドック」(横浜市神奈川区)と同社追浜工場長の男性(56)、下請けの「松本工業」(横須賀市)と同社現場監督の男性(51)を、横浜地検横須賀支部に書類送検した。

 書類送検容疑は、追浜工場で7月3日午後1時ごろ、溶接作業をしていた男性作業員(67)がクレーン車に巻き込まれて死亡した際、京浜ドックと工場長は、クレーン車の男性運転士が必要な免許証を持っていないことを知りながら、運転させていた。また松本工業と現場監督は、監視人を置くなどの安全対策を講じないまま、死亡した男性を走行レール付近で作業をさせていた、としている。

横浜地検

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