新幹線架線の氷・霜付着を検知、速度を自動制御 JR東海開発

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 JR東海は5日、東海道新幹線米原-京都で冬季を中心に発生する架線への氷と霜の付着を列車が走行中に検知し、加速を抑える技術を開発したと発表した。運行の遅れを緩和できるといい、今月から試行する。

 新技術は、パンタグラフに設置した電流センサーとカメラで氷と霜が付着した区間を走行した際の電流の乱れを検知し、自動的に加速を制限する。10編成の列車で試行し、2020年度の本格導入を目指す。

 同社によると、架線に氷や霜が付着すると、電気を取り入れるパンタグラフと架線が一時的に離れ、空気中に放電するアークによって車両設備を損傷させる恐れがある。目視点検で架線に氷や霜が見つかると、運転士が加速を抑制しており、列車は平均約6分遅れるという。昨年度に実施した氷と霜による加速制限は計59回で、大半が米原-京都だった。