熊本大理学部の実験室燃える 授業中出火、けが人なし

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炎と黒煙が上がる熊本大理学部2号館4階の火災現場=5日正午ごろ、熊本市中央区黒髪2丁目

 5日午前11時半ごろ、熊本市中央区黒髪2丁目の熊本大理学部2号館4階の有機反応化学実験室から出火、約100平方メートルの室内を全焼し、約1時間40分後に消えた。出火当時は授業中で、2号館には学生や教員ら約200人がいたが、全員避難して、けが人はなかった。

 熊本中央署と市消防局、同大によると、室内では、担当教員1人と学生6人が実験中だった。金属ナトリウムを廃棄処理中、水と化学反応を起こして発火したとみられる。

 現場は、はしご車など消防車両15台が集結し、学生や教員らで一時騒然となった。同大大学院2年の男子学生(24)は「2号館で授業を受けていたら突然、火事を知らせる放送が流れた。屋外に避難して見上げると、4階から黒煙が激しく上がっていて驚いた」と話した。

 火災のため、同大前の県道が、子飼橋入り口交差点から竜神橋交差点まで約1キロにわたって約2時間通行止めとなり、周辺は渋滞した。

 同大の原田信志学長は「多大なご迷惑とご心配をお掛けし深くおわび申し上げる。再発防止、安全管理の徹底に万全を期したい」とのコメントを出した。