京都・上御霊神社、絵馬所の修復終える 新たな書画お披露目も

©株式会社京都新聞社

改修工事の終わった絵馬所に掲げられた吉川さんの書を見る参列者(京都市上京区・上御霊神社)

 京都市上京区の御霊神社(上御霊神社)で5日、絵馬所の修復工事完了を祝う「奉告祭(ほうこくさい)」が行われた。小栗栖元徳宮司(74)が絵馬所をおはらいし、新たに奉納された書画のお披露目があった。

 絵馬所は、御所にあった賢所権殿の部材を使って1755(宝暦5)年に建てられた。250年以上が経過し老朽化が目立ったため、約3千万円をかけて屋根瓦をふき替え、床はモルタルから御影石に改めた。

 新しい絵馬所には3点の書画が掲げられた。氏子の書家吉川蕉仙(しょうせん)さん(80)が書を、日本画家由里本出さん(79)が毎年のえとの絵馬12年分を1枚の額に納め奉納した。また自閉症の若手画家衣笠泰介さん(29)が同神社の祭礼を描いた作品も納められた。

 奉告祭には約60人が参列した。小栗栖宮司が絵馬所の四方をはらい清めた後、「絵馬所は御所ゆかりの建物。柱を取り換える案もあったが古いままで修復した。これからも由緒を伝えていきたい」とあいさつした。