「西郷どん」鈴木亮平から「いだてん」中村勘九郎&阿部サダヲに大河バトンタッチ!!

NHK大河ドラマの主演バトンタッチセレモニーが行われ、12月16日に最終回を迎える「西郷どん」(日曜午後8:00ほか)の西郷隆盛役・鈴木亮平から、2019年1月6日スタートの「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の2人の主人公・金栗四三役の中村勘九郎、田畑政治役の阿部サダヲに“たすきリレー”が行われた。鈴木は「ついこの間まではうちのスタジオだったので、『俺たちのスタジオが!』と寂しい気持ちになりました。大河は本当にその人間を生きた気持ちになれる。今、撮影をしているお2人をうらやましく思うと同時に、作品を楽しみにしています」とエールを送った。

「西郷どん」は明治維新の立役者となった薩摩藩出身の西郷隆盛の生涯を描くもの。「いだてん」は“日本で初めてオリンピックに参加した男”金栗と“日本にオリンピックを呼んだ男”田畑の2人を軸に50年にわたる日本人のオリンピックの歴史を描く。

勘九郎から「大変だったこと」を聞かれた鈴木は、「1年以上も世間と隔絶されていたので、世の中のことが分からなくなる。サッカーワールドカップも1試合も見ていないし、優勝チームも思い出せない」ことを告白し、「撮影終盤はどうしても息切れしてしまうが、僕は最初に芝居を始めた母校の大学を訪れて、初心に帰った。大学の近くでせりふを覚えたりして、すごくやる気が出た」とアドバイス。

一方、勘九郎は「W杯の時はすでに撮影に入っていたけど、ガンガン見ていました」と申し訳なさそうに明かすと、阿部も「僕もだいたい見ていたけど、どこが優勝したか忘れちゃった」と苦笑い。それでも鈴木のストイックさに触発され、勘九郎は「金栗は西郷さんと同じ九州男児。薩摩隼人ならぬ、肥後もっこすの精神でこの作品をお届けしたい」と意気込むと、阿部も「自分は後半からの登場ですが、鈴木さん、勘九郎さんの熱い気持ちを受け取っていきたい。燃えてきました」と訴えていた。

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