ニュースの裏側 ロサンゼルス・タイムズへ

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歴史ある本社に潜入

 1881年の創刊から、130年以上の歴史を誇るロサンゼルス・タイムズ。歴史に残る瞬間からローカルな話題まで、ロサンゼルスで暮らす人々の大切な情報源として機能してきた。公式ウェブサイトによると、読者は平日140万人、日曜は240万人に上る。ダウンタウンにある本社を訪れると、同紙がロサンゼルスと共に歩んだ歴史、ニュースが集まる現場の一端が見えた。

大きな地球儀が目印

 1stストリートとスプリングストリートの角にあるロサンゼルス・タイムズ本社。入口を入ると、高い天井のロビーで大きな地球儀がお出迎え。ここで、同社のPR担当ダレル・クニトミさんと待ち合わせだ。時間まで、この「グローブ・ロビー」を見学する。創刊時の紙面や、かつて使われていた大きな印刷機、号外の紙面などが展示されており、ミュージアムのようだ。
 同社は、歴史的な社屋を巡るパブリックツアーを予約制で受付けている。この日は小学生約30人と一緒に社内を案内してもらうことに。子どもたちは、初めて見る大きな印刷機に釘付けだった。

1893年ごろに使われた印刷機
ロビーには歴史的な瞬間報道した紙面が並ぶ

意外と静かな編集部

さまざまなニュースが集まってくる編集部
クニトミさんの説明に聞き入る参加者

 クニトミさんが到着。エレベーターに乗って、“EDITORIAL”と看板がかかった編集部へ。パーテーションで区切られたデスクに書類が積み上げられ、柱には紙面が張り出してある。まさに、新聞社を舞台にしたアカデミー賞受賞映画「スポットライト」の世界だ。ただ、思っていたよりとても静か。「新聞社の編集部というと、いつも慌しく騒がしいイメージを持っているかもしれませんが、普段は静かです。原稿を書くのに集中していますからね」と、クニトミさんが説明した。

新聞社にキッチン!?

 編集部を後にして、写真部やリサーチの部署、ピューリッツァー賞受賞者を紹介するコーナーを巡る。社内には、なんと立派なキッチンまであった。料理記事のために使っているそうだ。

月面着陸を伝える紙面
かつて使われていたカメラ
9.11同時多発テロを伝える紙面

 すれ違う社員の人は、新聞社のピリピリしたイメージと違って、にこやかに“Welcome”とあいさつしてくれた。歴史的な建物の中で、最新のニュースが生まれ、多くの人に届けられる。その内側を垣間見て、ロサンゼルス・タイムズの紙面を開くのがもっと楽しみになった。

パブリックツアーの詳細はウェブサイトで 
www.latimes.com/about/la-building-tour-story.html