【MLB】韓国からの逆輸入右腕が目指す“マイコラス・ドリーム”「彼を凄く応援してた」

Dバックス入りするケリー(左)とカージナルスのマイコラス【写真:Getty Images】

アジアで実績→メジャーでも最多勝、Dバックス入りのケリー「間違いなく注目していた」

 巨人から4年ぶりにメジャー復帰し、リーグ最多タイ18勝を挙げたカージナルスのマイルズ・マイコラス投手。日本球界での3年間で通算31勝(18敗)、防御率2.18と躍動した投球をメジャーでも続けた右腕の姿は、アジアの地から来季メジャーを目指す投手の励みとなっていた。

 米メディア「AZセントラル」は、ダイヤモンドバックスが4日(日本時間5日)に韓国プロ野球・SKワイバーンズから獲得した右腕、メリル・ケリー投手のインタビュー記事を掲載。今季、打高投低の韓国プロ野球で12勝7敗、防御率4.09を記録した韓国帰りの“逆輸入”右腕はDバックスから先発の一角として、そして日本球界で実績を積んで今季メジャーで活躍したマイコラスのような活躍が期待されている。

 もっとも巨人入りする前にパドレス、レンジャーズで通算3シーズン37試合登板していたマイコラスに対し、ここまでケリーはメジャー登板ゼロ。実績は明らかに違うが、同じアジアの地からメジャーの道を切り開いたマイコラスの存在はメジャーを目指すケリーの“カンフル剤”となっていた。

「彼の活躍に注目していなかったと言ったら嘘になる。間違いなく注目していたし、彼のことを凄く応援していたんだ」。

 記事でこう明かしているケリーはアリゾナ州スコッツデールのデザート・マウンテン高、アリゾナ州立大学出身。まさに地元球団で、まずはメジャーデビューを目指す。「現時点ではまだはっきりと表現できないね。まだ実感が湧いてこないんだ」と、どこか初々しさが残る。マイコラスのようにアジアから“逆輸入ドリーム”を掴むことができるか。(Full-Count編集部)

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