インディアンスが今季17勝右腕・カラスコと契約延長

今オフのインディアンスは、強力先発ローテーションの一角をトレードで放出する可能性が取り沙汰されている。そんななか、日本時間12月7日にインディアンスは先発ローテーションの軸の一人であるカルロス・カラスコとの契約延長を発表した。旧来の契約は2020年までとなっていたが、今季17勝をマークした実力派右腕は2022年までの契約延長に合意。2023年の契約は球団に選択権のあるオプションとなっており、最大あと5年インディアンスの一員としてプレイすることが確定した。

カラスコは2015年4月にインディアンスと4年2200万ドル+オプション2年の契約を結んでおり、インディアンスは年俸975万ドルの来季オプションをすでに行使。今回の契約延長に伴い、2020年のオプション(年俸1025万ドル)も正式に行使されることが確定し、2021年と2022年の年俸は1200万ドル、2023年の契約は年俸1400万ドルの球団オプションまたはバイアウト300万ドルとなっているようだ。

「クリーブランド・インディアンスの一員でいることができて、素晴らしい気分だよ」とチームへの愛着を口にしたカラスコ。「僕はインディアンスで自分のキャリアを終えたいと思っている。それは僕と家族にとって特別なことだからね」と語るカラスコの「チーム愛」が比較的リーズナブルな契約延長につながったのかもしれない。

過去4シーズン、カラスコは合計722イニングを投げて防御率3.40をマークしているが、これはコリー・クルーバー(2.96)、クリス・セール(3.00)、ジャスティン・バーランダー(3.04)、デービッド・プライス(3.34)、ダラス・カイケル(3.37)に次いでリーグ6位の好成績。また、年平均29試合に先発して180イニングを投げており、故障の少なさも魅力の一つである。

クルーバーとトレバー・バウアーには引き続きトレードの噂が出ているインディアンス。しかし、少なくともカラスコは来季以降も先発ローテーションの軸の一人としてインディアンス先発陣を牽引してくれるはずだ。

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