佐世保の女性900万円被害 自宅に架空請求の電話

 相浦署は6日、佐世保市内の70代女性が証券監視委員会をかたる男らに900万円をだまし取られる架空請求詐欺が発生したと発表した。
 同署によると、10月下旬から11月19日にかけ、女性の自宅に「詐欺グループのリストにあなたの名前がある。消すにはお金が必要で、払わなければ逮捕される」「逮捕された人の裁判があり、お金が必要。後で戻ってくるのでお金を送ってください」などと3人の男から電話があった。女性は指定された東京都内の住所に、3回にわたって宅配便で現金を送った。
 11月下旬、女性が再び大金を下ろそうと市内の金融機関に行った際、不審に思った関係者が通報して発覚した。同署は「レターパック、宅配便で現金を送れというのは全て詐欺」と注意を呼び掛けている。

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