ツインズが内野手補強 スコープ&トレイエスと1年契約

ツインズがミドル・インフィールド(二塁&遊撃)の補強に動いた。日本時間12月7日、ツインズはジョナサン・スコープ、ロナルド・トレイエス両内野手と1年契約を結んだことを発表。メジャー通算110本塁打の実績を誇るスコープは、今季途中にトレードで放出されたブライアン・ドージャーに代わる「強打の二塁手」として活躍が期待されている。

27歳のスコープは、今季途中にオリオールズからブリュワーズへトレードされ、今月はじめにブリュワーズからノンテンダーFAとなっていた。2017年には打率.293、32本塁打、105打点をマークするなど自己最高のシーズンを過ごしたが、今季は2チーム合計で打率.233、21本塁打、61打点と低調。ポストシーズンでもノーヒットに終わった。ブリュワーズは内野手の層が厚いこともあり、構想外と判断されてノンテンダーFAに。強肩を生かしたスコープの二塁守備には定評があり、パワーと強肩を兼ね備えた正二塁手として、ホルヘ・ポランコと二遊間コンビを組むことになりそうだ。

一方、26歳のトレイエスは、ヤンキースで内野のユーティリティとして活躍していたものの、ミゲル・アンドゥハーら若手の台頭に弾き出される形でヤンキースからDFAとなり、金銭トレードでカブスへ移籍。しかし、カブスから来季契約を提示されず、スコープと同様にノンテンダーFAとなっていた。長打力には欠けるものの、通算打率.281と打撃は堅実で、内野各ポジションの守備も安定している。現時点では、エイレ・アドリアンザとともに内野のバックアップを務めることになると見られるが、正三塁手であるミゲル・サノーのパフォーマンス次第では、三塁のレギュラー格として多くの出場機会を得る可能性もありそうだ。

今オフのツインズは、今季30本塁打を放ちながらレイズからDFAとなったC.J.クロンをウエーバーで獲得するなど、着実に補強を進めている。今季は期待外れのシーズンを過ごしたが、来季は再びポストシーズン進出を目指しているようだ。

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