プレミアリーグで好調をキープするリヴァプール。そのなかで、DFフィルヒル・ファン・ダイクが評価を高める一方、デヤン・ロヴレンはいまだにネタにされることもしばしば…。
ここでは、『sportskeeda』による「ロヴレンの代役としてリヴァプールが獲得するかもしれない5人」を見てみよう。
マラング・サール(ニース/フランス/19歳)
彼が世界有数の若手DFのひとりであることに疑いはない。チェルシーやバルセロナも長期的にチームに貢献してくれる存在として注視している。
守備的MFとしてもプレーできるサールは、タイトな守備をより高めるためにファン・ダイクとうまくコンビを組めるはず。
彼の最大の強みはバーサタイルな点だろう。サイドバックからMFまでこなせるため、クロップ監督にとって利益になるうる。もちろんロヴレンのポジションでもうまくやれるはずだ。
とはいえ、争奪戦になるのは必至で、リヴァプールとしては迅速に動く必要がある(ちなみに、左利きでパスも出せるタイプ)。
ミラン・シュクリニアル(インテル/スロバキア/23歳)
今季の彼はセンセーショナルだ。高さと強さで圧倒的な存在感を放っており、今や欧州でも最も注目されるDFのひとりになった。
さらに、ゲームを読む能力もあり、リヴァプールにとって有用になるはず。
とはいえ、マンチェスター・ユナイテッドやバルセロナなども関心を寄せており、獲得は簡単ではないだろう。
5000万ユーロ(64億円)という価格も用心すべきものではあるが、加入すればファン・ダイクとの欧州最高DFタッグの結成になりうる。
ホセ・マリア・ヒメネス(アトレティコ・マドリー/ウルグアイ/23歳)
正直に言えば、彼の獲得は非常に難しいタスクだ。ディエゴ・シメオネ監督の最重要選手のひとりとして際立っており、記録的な金額が必要になるはず。
とはいえ、適正額を出すならば、彼はアンフィールドにやってきうる。もしそうなれば、ファン・ダイクと超高額CBコンビを結成することになり、FWたちが最も恐れる守備陣になるかもしれない。
ヒメネスはアグレッシブなDFとして知られている。同胞ディエゴ・ゴディンとの難攻不落タッグは、対戦相手が最も嫌がる組み合わせだ。
一貫性とアグレッシブさを持ち合わせるCBとして、彼ならロヴレンに代わる最高にパワフルな存在になりうる。
ヨナタン・ター(レヴァークーゼン/ドイツ/22歳)
彼はクロップ監督が注視している存在で、1月に移籍する可能性も。
この若さながら驚異的な強さを誇るディフェンダーであり、欧州で有数のCBのひとりとして地位を確立している。ロヴレンに代わる長期的な(将来性のある)代役として、最適な存在であることに疑いはない。
とはいえ、レヴァークーゼンにとって重要な選手であることから、リヴァプールとしてはしっかりとしたオファーを出す必要があるだろう。
もし彼がアンフィールドに来れば、リヴァプールはプレミアリーグで最も若くかつ一貫性のある守備陣を形成することになるはず。
マルキーニョス(PSG/ブラジル/24歳)
ブラジル代表は今夏のワールドカップで失意を味わったが、その一員だった彼が非常に優れた能力を持つCBであることを否定するものではない。
市場価値は5500万ユーロ(70億円)と算定されているが、そのスピードとバーサタリティはリヴァプールにとって貴重なものになるはずだ。
長期的な代役候補として、彼が失望に終わることはないだろう。ファン・ダイクとタッグを組めば、プレミアリーグだけでなく欧州の主要大会で相手の攻撃を“解体”に追い込むはず。
とはいえ、それはクロップにとって夢が叶う瞬間だろう。マルキーニョスはアンフィールドで違いを生み出すはずだが、PSGにとっても悲願のCL制覇のためには欠かせない存在なのだから…。