深浦もずくをブランド商品化/弘大など協力

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深浦産岩もずくを使った「THE IWAMOZUKU」。高級感あふれるパッケージで贈答用の需要を見込む
「THE IWAMOZUKU」をPRする(左から)本田所長、吉田町長、佐藤学長、櫛引社長

 弘前大学地域戦略研究所と青森県深浦町、第三セクター「ふかうら開発」、食品製造業「カネショウ」(本社弘前市)は6日、深浦産の天然岩もずくを使った高級志向のもずく酢を産学官連携で商品開発し、「THE IWAMOZUKU」のブランド名で新発売すると発表した。シャキシャキとした歯ごたえと粘りが特長で、味付けにリンゴ酢を使うなど県産素材を活用。一般的に流通している他県産の養殖もずくなどと差別化を図り、深浦産岩もずくの消費拡大を目指す。

 佐藤敬弘大学長、ふかうら開発社長である吉田満深浦町長、カネショウの櫛引利貞社長、同研究所の本田明弘所長が弘大創立50周年記念会館で記者会見し、発表した。

 深浦産の岩もずく(和名=イシモズク)は7月が盛漁期。水揚げ量は50~60トンと少なく、県外での認知度は高くない。通常は生か塩蔵冷凍で流通しているが、塩蔵の場合は塩抜きが必要なため購買意欲が下がる傾向にあるという。商品化にあたってはあらかじめ塩抜きし、食感を保つため湯通しした上で冷凍。解凍して調味液を混ぜればすぐに食べられるようにした。

 味付けは深浦産あご焼き干しでだしをとり、県産リンゴで醸造したリンゴ酢やリンゴ果汁を加えて調整。贈答用としての需要を見込み、高級感あふれるパッケージデザインに仕上げた。

 試食した佐藤学長は「青森県の1次産品の付加価値を高めて製品化するモデルができた。味も食感も素晴らしい製品になったと自負している」と強調。吉田町長は「地場の漁師の方にとっても希望になる。大いにPRして売っていきたい」と述べた。

 もずく酢は3食入り1箱1200円(税別)。ふかうら開発のインターネットショップ「ふかうら本舗」で7日から予約を開始し、17日から販売する。商品開発は今後も継続され、ふるさと納税の返礼品としても活用される予定。