<レスリング>【2018年世界選手権・レビュー(23)】男子グレコローマン63kg級/決勝・表彰式・闘いのあと

(2018年10月25~26日、ハンガリー・ブダペスト / 撮影=保高幸子)


【男子グレコローマン63kg級・優勝】
Maryanyan, Stepan(ステパン・マリャニャン=ロシア)

 1991年9月21日生まれ、27歳。9歳からレスリングを始める。2007・08年に欧州カデット選手権優勝、2010年世界ジュニア選手権などで国際キャリアをスタート。ワールドカップの代表を経て、2015年欧州大会59kg級で優勝。同年の世界選手権は13位。2016年リオデジャネイロ・オリンピックは国内予選をわずかの差で勝ち抜けなかった。2018年は60kg級でスタートし、春から63kg級へ。ロシア王者となり、初の世界一へ輝いた。

《1回戦~決勝の成績》
決 勝 ○[6-3]Tasmuradov, Elmurat(ウズベキスタン)
準決勝 ○[7-1]Mohamed, Hassan Hassan Ahmed(エジプト)
3回戦 ○[Tフォール、1:29=8-0]Vancza, Krisztian Istvan(ハンガリー)
2回戦 ○[Tフォール、1:02=9-0]Bilici, Rahman(トルコ)
1回戦 ○[Tフォール、0:46=8-0]遠藤功章(日体大)


2~3位選手

[2]Tasmuradov, Elmurat(エルムラト・タスムラドフ=ウズベキスタン)
[3]Bilici, Rahman(ラフマン・ビリシ=トルコ)
[3]Temirov, Lenur(レヌール・テミロフ=ウクライナ)

【左から】2位=エルムラト・タスムラドフ(ウズベキスタン)、優勝=ステパン・マリャニャン(ロシア)、3位=レヌール・テミロフ(ウクライナ)、ラフマン・ビリシ(トルコ)

その他の注目選手の闘い

 欧州選手権とU-23欧州選手権を制したミハイ・ラドゥ・ミハット(ルーマニア)は初戦で世界ジュニア選手権3位のイストバン・バンザ(ハンガリー)に黒星。バンザは優勝したステパン・マリャニャン(ロシア)に次の試合で敗れた。

 欧州選手権2位のスティグ・アンドレ・ベルゲ(ノルウェー)は欧州12位のタレ・ママドフ(アゼルバイジャン)に1回戦で1-2で敗れた。ママドフは3回戦でモハメド・ハッサン・アフメド(エジプト)に敗れ、アフメドは優勝したマリャニャン(ロシア)準決勝で敗れ、3位決定戦でもラフマン・ビリシ(トルコ)に敗れた。


【男子グレコローマン63kg級・決勝】
Maryanyan, Stepan(ロシア)○[6-3]●Tasmuradov, Elmurat(ウズベキスタン)

© 公益財団法人日本レスリング協会