内藤剛志主演「樋口顕」シリーズが2年ぶり復活!「猛暑が味方したアツいシーンを見て」

テレビ東京系で12月14日に内藤剛志主演の人気ドラマシリーズ「ドラマスペシャル 今野敏サスペンス 回帰 警視庁強行犯係・樋口顕」(午後8:00)を放送する。第6弾となる本作では、これまで同シリーズを支えてきた佐野史郎、川上麻衣子、逢沢りな、榎木孝明といったレギュラーメンバーに加え、尾美としのり、黒谷友香、志賀廣太郎、宇梶剛士、片山萌美、嶋田久作らが物語を盛り上げる。

2年ぶりの新作で内藤演じる樋口顕は、東京・町屋で発生した転落死事件と、大学付近で起きた爆破事件を追う。捜査を続けていくうちに2件の事件をつなぐ証拠が見つかり、さらに国際テロを疑う事件へと発展。誇りを胸に国際テロに立ち向かう樋口ら警察官たちの奮闘を描く。同シリーズを「ライフワーク」と言う内藤は、作品の魅力について「景気の空気感だったり、娘との関係、同僚との関係、上司との関係…そこが反映されていること。あとはスーパー刑事が出てこないこと。淡々とやっていくことが事件解決に結びついていく…そういう『刑事は皆さんと同じ社会で生きています』というところも見どころです」とコメント。

また、同シリーズで足掛け15年以上、内藤とコンビを組む佐野は「『朱夏』『リオ』、そして10年以上の間を置いて『廉恥』『ビート』『烈火』と続いてきた内藤剛志さんとのコンビ、そして、失われて行く昭和の男たちの魂に思いを寄せる松原信吾監督との時間は、ドラマを生きるわれわれの、もう一つの人生でもあったのだと感慨深いです。撮影中は内藤剛志さんとの相変わらずのよもやま話。松原監督に代わってメガホンを取った児玉宜久監督の職人技に徹した演出ぶりが、変わらぬ昭和の思いを受け継いでいるようで楽しかったです」と、撮影現場の結束力をアピールした。

最後に内藤は、「共演の佐野、榎木と同世代。撮影はここが一つの軸になったと思います。今まで役がちゃんと生きてきた空気が出るように、『佐野、ここどうする?』と綿密に話したりして丁寧に演じました。真夏の撮影は大変でしたが、人間の熱さだったり、追い詰められている熱さだったり…内容に合っているんです。みんな、あの日のことを覚えてないくらい暑かったけど、『おかしくないか?』と劇中で思い始めるシーンだったからちょうど良かった。猛暑が味方してくれました(笑)。60歳過ぎて、これだけやれたらいいんじゃないの?と思うぐらいのアツいシーンを真冬に見てください。熱量が伝わります!」と、撮影中のエピソードを交え、本作に懸ける意気込みを熱く語った。

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