世界遺産登録 電飾で祝う メインは「大浦天主堂」 西彼町・三枝さん宅

 長崎県西海市西彼町中山郷の会社員、三枝(みえだ)政人さん(66)の自宅敷地内に巨大イルミネーションがお目見えした。今年は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録を祝うデザイン。来年1月7日ごろまで午後6時~10時に点灯する。
 三枝さんは15年前、東京・六本木ヒルズのライトアップの美しさに心を引かれ、地域を盛り上げようと、イルミネーションを開始。その年の話題を光で表現している。
 今年のメインは構成資産の大浦天主堂をあしらった高さ約4メートル、幅約12メートルの作品、周りにはクリスマスツリーや、今年の流行語大賞「そだねー」の文字も。現在発光ダイオード(LED)は約2万個だが、クリスマスまでには5万個に増やす予定。来年の干支(えと)、イノシシなども追加する。
 三枝さんは「時間や費用もかかるけど、きれいだったと声を掛けられることが創作への活力。ぜひ見に来てほしい」と話した。

三枝さん宅に輝くイルミネーション=西海市西彼町

© 株式会社長崎新聞社