クルマエビ養殖を手掛ける長崎県五島市久賀島の拓水五島事業所では、年末年始を前に出荷作業が本格化している。贈答用などとして、全国各地の市場や食卓などに生きたまま届けられる。
同事業所では7月から出荷を始め、来年1月中旬までの出荷量は37~38トン(160万匹前後)を見込む。12月はその3分の1を占める繁忙期で、年末が近づくと1日1トン出荷する日も。1匹平均は体長約16センチ、重さ約30グラムで、濃い甘味が特長という。
7日も冷え込む中、午前5時半ごろから従業員10人ほどが作業を始めた。養殖場に隣接した作業所に水揚げしたエビを運び込み、従業員らが手際よくサイズごとに選別。生きたままおがくずなどと一緒に箱詰めした。
谷合啓介場長(32)は「今年もしっかり成長し、味も良い。何の料理でもおいしいが、刺し身と塩焼きが一番のおすすめ」と太鼓判を押した。
ピチピチ新鮮 クルマエビ出荷本格化 五島・久賀島
- Published
- 2018/12/08 00:12 (JST)
- Updated
- 2018/12/08 11:11 (JST)
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