障害者採用で追加試験実施 県など、対象拡大

 県などが障害者雇用率を誤って算定していた問題を踏まえ、県と県教委は7日、来春採用の事務職員について、従来の身体障害のほかに知的障害や精神障害のある人にも対象を広げ、追加採用試験を実施すると発表した。県警も事務職に同様の採用枠を設ける。
 出願資格は年齢の上限を10歳引き上げ、1979年4月2日~2001年4月1日生まれとした。身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の所持などが条件。
 採用予定数は、県庁などの一般事務=約5人▽県内市町立小中学校などの教育事務=約2人▽県警本部や警察署の警察事務=約1人。出願期間は10日から21日まで。1次試験は来年1月20日、2次試験は2月中旬に予定。
 20年度以降に県、県教委、県警のいずれも同様の採用枠を設けるかは未定という。問い合わせは県人事委員会事務局(電095・894・3542)。

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