V長崎の拠点 諫早から移転 県内協力自治体を公募

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 V・ファーレン長崎の親会社、ジャパネットホールディングス(佐世保市)の高田旭人社長は7日、チームの練習拠点を現在の諫早市サッカー場から移転する考えを明らかにした。移転先はまだ決まっておらず、用地約10ヘクタールの無償貸し出しとサッカーコート整備に協力する県内自治体を公募する。2020年2月をめどに新拠点の利用を始める方針。

 現在の場所は天然芝1面と人工芝ミニコート1面を備える。ジャパネット側は大幅な増設を諫早市側に打診したが、スペースで折り合いがつかず、移転を決断したという。

 こうした中、諫早市の宮本明雄市長は同日、長崎新聞の取材に「(新拠点に)応募するつもりはない」と述べた。ホームスタジアムも長崎市に移ることが決まっており、現在諫早市に集中しているV長崎の拠点はなくなることになりそうだ。

 新たな拠点ではグラウンド5・5面(天然芝3面、人工芝2面、天井付きハーフコート)を整備。クラブハウス、トップチームと育成年代の選手が一緒に暮らす寮、充実したトレーニング施設も設ける計画で、ジャパネットは10億円の投資を見込んでいる。ハコモノはジャパネット側が建設し、グラウンドの整備と貸し出し、税金優遇などで自治体に協力を求める。

 外部機関を通じ、今月21日まで1次公募を受け付ける。アクセスや利便性などを考慮し、来年2月をめどに優先交渉先を決める。

 高田社長は「トップチーム、高校、中学、小学生が同じ場所でV長崎の未来をつくっていけるような場所を用意したいと考えている。心苦しい気持ちもあるが、本気で長崎に魅力的なチームをつくるために必要。好意的に受け止めて協力いただけるとありがたい」と各方面に理解を求めた。

V長崎が新たに打ち出した練習拠点の構想図