新宮の歴史知って 市民有志が絵本を作る

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 和歌山県新宮市の市民有志でつくる「くまの地域絵本つくりの会」(平見靖子代表、7人)が、新宮の歴史を地元の子どもたちに分かりやすく伝えたいと絵本を制作した。市内の小学校などに無料で配布する。

 会は、子どもたちに世界遺産を擁する新宮の魅力について自信を持って話すことができる大人になってほしいなどとして、絵本の制作に取り組んだ。

 制作した絵本のタイトルは「新宮ってこんな街なんやで」(A4判82ページ、オールカラー)。会のメンバーでフリーの観光ガイドなどをしている玉置ひとみさん(62)=新宮市蜂伏=が文章を考えた。取り組みに賛同する芸術家の平野薫禮さん(45)=同市熊野川町嶋津=が絵を担当。国際熊野学会の山本殖生代表にも文章監修を依頼した。

 「熊野権現御垂迹(すいじゃく)縁起」の伝説を基にして、世界遺産に登録されている神倉神社と阿須賀神社、熊野速玉大社を、新宮弁の語り口で紹介する内容。県と市の補助金を受けて250部を作った。市内の保育園や幼稚園、小中高校、図書館などに配布する。

 希望者には、1冊3千円以上の寄付で贈呈する。問い合わせは平見代表(090・5093・6445)へ。

【制作した新宮の歴史を紹介する絵本をアピールする「くまの地域絵本つくりの会」のメンバー(7日、和歌山県新宮市で)】