ド迫力!戦国合戦「ガチ再現」イベント 刀剣乱舞の影響? 女性兵士も続々と...

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弓矢が飛び、槍が激しくぶつかり合う、ガチ甲冑合戦(日本甲冑合戦之会公式サイトより)

弓矢が飛び、槍が激しくぶつかり合う、ガチ甲冑合戦(日本甲冑合戦之会公式サイトより)

「国際ガチ甲冑合戦in三重」が2018年11月、伊勢市と志摩市で開催された。

3日、伊勢・安土桃山城下街で行われたのは、「砦攻め」だ。武田軍 荒砥城(あらとじょう)の一角をイメージした砦が設営され、武田軍(守り)と上杉軍(攻め)がほぼ同数の兵力で戦った。一般には守る側が有利とされる砦における戦いだが、実際はどうだったのだろうか? その検証の結果は......?

Jタウンネット編集部は、主催者である日本甲冑合戦之会の横山雅始(まさし)代表に話を聞いた。

一点集中攻撃で突破口を作れ!

伊勢安土桃山城下街に制作された砦のセット(日本甲冑合戦之会公式サイトより)

伊勢安土桃山城下街に制作された砦のセット(日本甲冑合戦之会公式サイトより)

日本甲冑合戦之会は、6年ほど前から、「ガチ甲冑合戦」と題して戦国時代の戦いを再現する試みを、全国各地で行ってきた。18年5月には、愛知県内の清洲城で「桶狭間の戦い」を再現している。

今回は、砦を守る武田軍を上杉軍が攻めるというという設定だ。砦にこもって守る側が、やはり有利なのか。

日本甲冑合戦之会の横山代表は次のように語った。

「竹を切り出し、砦に見立てたセットをこしらえて、攻防を再現してみました。まず全体を均等に攻めると、守る側も均等に兵を配置し、対応します。ところが攻め方をいろいろ変えて、守る側に部分的に弱い箇所をこしらえさせる作戦に出ると、様相は一変します。どこかに穴を開けさせるかどうかが、重要なポイントになります。突破口さえ見つかれば、砦を崩すのもそれほど難しいことではない、と思いました」

まず上杉軍の鉄砲隊が仕掛け、弓矢や印字(投石)による空中戦からスタートした。そして上杉軍の長槍隊が出撃し、両軍の槍が激しくぶつかり合う攻防を繰り返す。やがて、武田軍の砦の馬出し口あたりが、崩れ出した。上杉軍が、魚鱗の陣形による一点集中攻撃で砦の馬出し口めがけて突撃すると、武田軍を圧倒する場面もあったようだ。

「砦攻めは守る側が有利という定説がありましたが、弱いところを崩せば、必ずしも攻撃側が不利ではないことが分かりました」と、横山代表は解説してくれた。

槍は突くものではなく叩くものだ(日本甲冑合戦之会公式サイトより)

槍は突くものではなく叩くものだ(日本甲冑合戦之会公式サイトより)

11月4日は、第4次川中島の合戦をテーマに、伊勢スペイン村で開催された。同数で正面衝突した場合、どちらが勝つのか? という検証が目的だった。槍による正面衝突の勝負は互角に終わった。「正面衝突では多少の実力差があっても、兵の数が同数だと、両者ダメージがあり、痛み分けでした」と横山代表。

一騎討ちによる勝負は大将対決が行なわれ、武田信玄、上杉謙信が槍を交える一戦となった。結果は、武田信玄が組討ちで勝ち、武田軍の勝利となったという。

武術家同士の組討も見ものだ(日本甲冑合戦之会公式サイトより)

武術家同士の組討も見ものだ(日本甲冑合戦之会公式サイトより)

今回のガチ甲冑合戦の参加者は、約120人。そのうち約3割が女性だった。「刀剣乱舞の影響でしょうか、女性の参加者は年々増えています」と横山代表。19年1月公開予定の話題作『映画刀剣乱舞』の実技指導を担当した横山代表も、感慨深い様子だった。

また外国人の姿が多いのは、横山代表がヨーロッパを中心に30年以上にわたって武術、護身術の指導にあたっていた影響だろう。横山さんを慕って、フランス、ブラジル、スペイン、イタリアから、弟子の武術家が集まってくるのだという。「海外から多くのファンが集まってくれることで、日本文化が理解され、地域が活性化されることにつながるのでは......」と横山代表は語った。

次回の「ガチ甲冑合戦」は19年5月、愛知県下を予定、岡崎城が有力候補に挙がっている。いよいよ徳川軍の登場だろうか。詳しくはこちらを。 公式フェイスブックも確認しておこう。

志摩スペイン村で記念撮影する参加者たち(日本甲冑合戦之会公式サイトより)

志摩スペイン村で記念撮影する参加者たち(日本甲冑合戦之会公式サイトより)

ツイッターには見学者から動画も投稿されている。