開戦の日、特攻の実態訴え

福岡の95歳元隊員

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特攻隊員としての体験を語る丸田鉄夫さん=8日午後、福岡県筑前町

 太平洋戦争開戦77年となる8日、旧日本海軍大尉で元特攻隊員の丸田鉄夫さん(95)=福岡県宗像市=が同県筑前町の大刀洗平和記念館で、出撃する仲間を見送った体験を語り「戦争は殺し合い。すべきものでない」と訴えた。

 同館は、特攻隊の中継基地となった旧陸軍大刀洗飛行場の歴史を伝える施設。丸田さんは一般向けに話をするのは初めてで、山本孝館長が聞き役となった。

 1943年、20歳の時に茨城県の旧土浦海軍航空隊に予備学生として入隊。翌44年にフィリピンの基地に配属され、同期だった植村真久大尉(当時少尉)の特攻出撃を見送った。植村氏には幼い娘がいた。