[阪神ジュベナイルF(GI)]のミカタ 前哨戦と本番、馬券的には別物なのであります

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競馬関係の様々なメディアを眺めていると「前哨戦の●●を当ててるから、ここは任せろ!」といった趣旨の謳い文句を、時たま目にすることがある。例えば、今週の阪神ジュベナイルFを例にして見てみると、

「ファンタジーS 的中! アルテミスS 的中! だから阪神ジュベナイルFも当たる!」

という感じ? いや、その自信はどこからくるのだろう。確かに同じ馬も出ているだろうけど、前哨戦と本番のレースはまったくの別物。出走しているそれぞれ馬も違えば各馬の状態も違う。競馬なんて、枠順が変われば結果もガラッと変わってしまうだろうにさ。

当てるためには目の前のレース、ひとつひとつを丁寧に予想すること。前哨戦の結果がどうであろうと、基本的にやることは変わらないのだ。「絶対の自信!」なんてことは口が裂けても言えませんよ。なんせ競馬は不確定要素のカタマリ。それ込みで予想をするから、面白いのであってね。

レース前に結論(予想)を出したとしても、それがイコール、結果と合致するかどうかは終わってみないとわからない。だからこそ様々な情報を精査して、それが正しいものなのか、あるいはさほど重要ではないものなのかを見極める判断力を身に着けていけば、予想の精度は必然的に上がっていくものだと思うのです。

もちろん、出した結論に関しては自信を持っております。それは言うにあらず。どの記者さんも予想家さんも同じでしょう。ただ、繰り返しになりますが競馬は不確定要素のカタマリ。結果は紙一重。ひとつの結果が出たとしても、1着の馬が10着になる未来があるかもしれない。6着の馬が1着になる未来があるかもしれない。その可能性は、誰も否定はできないのです。

現実的にはあり得ませんが、同じ出走馬で10回レースをやれば10回とも結果は違う。でも、ひょっとすると10回やれば5回は1、2着の組み合わせが同じになるかもしれない。その5回に張るか、あるいは10回に1回だけ来るかもしれない組み合わせに張るかは、個人個人の方針。ワタクシは基本的に10回中5回の組み合わせに賭けるタイプで、時おり10回中3回、2回の組み合わせを織り交ぜるといった予想と思っていただければ間違いないかと思います。

これ以上語ると抜け出せなくなってしまいそうなので、そろそろ本題に。今週は2歳GIの阪神ジュベナイルFですな。解析データ室を見ていただければ一目瞭然で、ワタクシ、新馬戦に関する成績が最もよいです。次に、2歳戦。お試し鞍(マカナイ1鞍)も新馬戦から選ぶことが多いですね。かといって、「2歳GIだから任せろ!」と言うつもりは毛頭ありません。それはそれ、これはこれ。今週であれば、目の前の“阪神ジュベナイルF”というレースを当てること。その一点に集中しております。

まずは、『編集部会議』でも触れたように、アルテミスS勝ちのシェーングランツには少々懐疑的な考えを持っております。実際、アルテミスSの予想でも▲でした。ちなみに○はビーチサンバ。◎はエールヴォアと、予想は上位3頭でカンペキ。ただ、馬券が馬連という以外は……。これで馬連5,420円ですよ? と、問題はそこではない。レースを見れば東京マイルが“ハマった”感が拭えず、阪神マイルで同じパフォーマンスを出せるかは少々疑問が残る。

そして、今回の藤沢和厩舎のポリトラックでの調整。外厩で負荷を掛けてトレセンでの微調整なら問題はない。だがしかし、シェーングランツは前走後も、ずっと在厩で乗り込まれてきた。ひょっとすると、前走であの鬼脚を繰り出した疲労が抜けきれていないのでは…と勘ぐってしまうほど。その点、友道厩舎流の普段どおりの“鍛える”調整過程を踏んできたビーチサンバ。今回は(ワタクシにとっては、今回“も”)こちらのほうを上に取るべきでしょう。

近年、やはりアルテミスS組が結果を残している事実。実際に去年もアルテミスSを勝ったラッキーライラックが阪神ジュベナイルFを連勝してますからね。とはいえ、近年の傾向からするとアルテミスSで人気を集めて、なおかつ結果を出した馬でないと阪神ジュベナイルFの好走は見込めないことにお気づきでしょうか? アルテミスSの上位馬=買える馬では、決してないのです。

「さんざん引っ張っておいて、じゃあどの馬が?」となるわけだが、今年に限ってはアルテミスS組以外から本命を選ぶほうが懸命、という結論に至った次第。ひねくれたつもりは毛頭なく、素直に考えた結果、この馬にたどり着いた。おそらく、ワタクシの予想スタンスをある程度知っていただいている方であれば、結論は同じ馬になるのではないでしょうか……。と、ここまで綴ってまいりましたが、いつもお伝えしているようにここまでコラムを読んでいただいたからといっても最終的にご自身の予想で買われるもよし、他の予想陣の予想に乗るもよしです。では、また次回の更新でお会いしましょう。

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▼12/9(日)本日のマカナイ1鞍

[阪神5R 2歳新馬]

香港国先競走の影響でジョッキーの確保に苦労することもあってか、特に関西圏は開幕2週目から頭数が集まらないレースも目につく。将来を見据えた馬であれば芝1800という絶好条件の新馬戦でさえ、この日はわずか8頭。手を広げても資金がかさみ、当たっても配当が見込めないかと思いきや、上位人気は実力拮抗で、相手次第で後半の資金稼ぎもできそうなメンバー構成となった。

◎モズハチキンはゲート試験を早々に合格後、再入厩して坂路で調整されてきた。最終追いが坂路で終い12秒1と破格の時計をマーク。

○ユキエチャンも、10月初旬の入厩から十分すぎるほど乗り込まれてきた。この中間でも坂路で52秒台を2度もマーク。古馬との併せ馬でも手応えよく先着しているように、態勢はしっかり整えての出走だ。◎○を本線にして、芝1800の条件が合いそうな▲ウォータースペース、やや追い不足の感はあるも潜在能力は高そうな△ディグラーシャに△ヒーリングマインドまで。

◎ (6)モズハチキン
○ (4)ユキエチャン
▲ (1)ウォータースペース
△ (5)ディグラーシャ
△ (7)ヒーリングマインド

馬連ながし

6
相手
4,1,5,7
(4点)
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