歳末サタデーに人波 金沢、初雪も観測

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 年末商戦が本格化している週末の8日、金沢市内の百貨店や近江町市場に多くの買い物客が繰り出した。金沢で初雪が観測され、厳しい冷え込みとなったものの、中心部は車と人波で混雑し、「歳末サタデー」のにぎわいを見せた。

 香林坊大和では歳暮ギフトセンターが活気づいた。一部企業でボーナスが支給されたこともあり、高額品や化粧品の売れ行きが伸びた。8階ホールで開催中の歳末美術展(一般財団法人石川県美術文化協会、北國新聞社主催)も多くの人が訪れ、熱心に品定めした。

 めいてつ・エムザでは、冷え込んだ影響でブーツやコートの売れ行きが好調だった。歳暮コーナーの受け付けには一時40人ほどが並んだ。担当者は「これからクリスマス商戦がピークとなる。さらなる来店に期待したい」と話した。

 近江町市場では、カニなど冬の味覚を求める市民や観光客でにぎわった。海鮮丼を提供する店の前には長蛇の列ができた。

 金沢地方気象台によると、8日の日中の最高気温は金沢7・9度、輪島6・1度など県内各地で前日を5~8度下回った。金沢の初雪は平年より9日、昨年より19日それぞれ遅い。

 能登空港では今冬初めて滑走路に除雪車が出動した。駐車場の車のフロントガラスにはうっすらと雪が積もり、国土交通省金沢河川国道事務所は、能越自動車道のと里山空港インターチェンジ(IC)—穴水IC間で今冬初めて凍結防止剤を散布した。

 気象台によると、9日の県内は引き続き冬型の気圧配置となり、雪か雨が降る見込み。多いところで平地2センチ、山地5センチの積雪を予想している。